No.263

差出人: "福岡県バイオ産業拠点推進会議" <fbv@krp.ktarn.or.jp>
宛先: "BIOメルマガ確認メール" <bio@ml.krp.ktarn.or.jp>
件名: バイオ推進会議からのお知らせ:No.263
日時: 2010年12月7日 17:14
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    福岡県バイオ産業拠点推進会議からの御案内 No.263
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      事務局)㈱久留米リサーチ・パーク バイオ事業部
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・・・・・・・・・・・・・・・<お知らせ>・・・・・・・・・・・・・・・
  「久留米高度先端医療開発クラスターセミナー」開催のご案内
                      を紹介いたします。
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    久留米高度先端医療開発クラスターセミナー
      ~米国における免疫細胞療法について~

 ㈱久留米リサーチ・パークでは、久留米高度先端医療開発クラスターの形成をめざし、文部科学省補助事業「地域イノベーションクラスタープログラム(グローバル型)」を実施しています。
 この事業では第4の治療法であるがんペプチドワクチンの研究を進めています。
 今回、同じ免疫療法である免疫細胞療法について下記のとおりセミナーを開催いたします。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

◆日 時:平成22年12月15日(水) 17:00~18:00

◆場 所:久留米大学 基礎2号館1階視聴覚セミナー室

◆内 容:
 1)セミナー演題
     「人工抗原提示細胞を用いて体外増幅した抗腫瘍CD8陽性T細胞による
      ヒト養子免疫細胞療法の臨床試験について」
      平野 直人 准教授、ハーバード大学医学部 ダナファーバーがん研究所

 2)講演要旨
 がんに対する養子免疫細胞療法は、体外で誘導、増幅した自己由来抗腫瘍リンパ球を体内に輸注することにより抗腫瘍免疫学的メモリーを樹立し、がん細胞を排除することを目的とした治療法である。現在米国国立がん研究所(NCI)を中心に行われている養子免疫細胞療法は、輸注した抗腫瘍T細胞を体内で増殖、存続させるために輸注前のリンパ球除去と輸注後のIL-2療法を必要とする。以前我々は、遺伝子操作により最適化した人工抗原提示細胞を用いて誘導、増幅したメモリー表現型を有する抗腫瘍CD8陽性T細胞は、フィーダー細胞なしに、少量のサイトカインを用いて長期に渡って体外で維持できることを発表した。今回我々は、この人工抗原提示細胞を用いて体外で誘導、増殖したHLA-A2拘束性MART1ペプチド特異的CD8陽性T細胞が、リンパ球除去とIL-2療法なしでも輸注後、進行期悪性黒色腫患者体内で長期にわたって増殖、存続し、抗腫瘍免疫学的メモリーを樹立できることを臨床試験で証明した。輸注したMART1特異的CD8陽性T細胞は、表現型のみならず機能的にもメモリーT細胞として存続し、腫瘍部位に走向し、腫瘍殺傷効果を示し、長期に渡る完全寛解を含む臨床効果をもたらした。興味深いことに、抗CTLA4抗体を投与するとこれらの免疫学的効果がさらに増強された。養子免疫細胞療法を標準治療とするために取り組んできた人工抗原提示細胞の研究開発から研究者主導型臨床試験にいたるまでを、米国におけるトランスレーショナルリサーチの一例として紹介する。

◆主 催:(株)久留米リサーチ・パーク
 連絡先:バイオ事業部 一木、酒井(電話 0942-37-6366)

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■配信停止や推進会議に対するお問い合せは
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